絵画素材実習000_月山和紙工房訪問
日程:2024年7月14日(日)
参加者:伊藤みさき、藤本桃子、星和真
「耕/たがへし」発足とほぼ同時期に山形の若いメンバーが紙漉き工房を訪問しました。
以下、そのレポートです。
山形県西川町大井沢に位置する月山和紙工房「さんぽ」を訪問した。紙漉き職人である三浦一之(みうらかずゆき)氏はサラリーマン生活〜埼玉県小川町での紙漉きの修業7年間を経て1993年に西川町に移住。2002年に自宅兼工房「さんぽ」を開設し、現在に至るまで意欲的に和紙づくりに挑み続けている。
今回訪問した際は三浦氏が大井沢にて栽培している楮畑も見学をさせていただいた。また工房裏で栽培をし始めたというトロロアオイ(山形県大江町産)や約30年前より生えているノリウツギも見せていただいた。工房では歴代の三浦氏が漉いた多くの種類の紙も実際に見せていただいた。山葡萄、シナ皮、紅花、青苧、毛糸入りの紙等。更には実験的に制作した紙も見せていただき、氏の湧き出る創作意欲を垣間見れた。