耕(たがやし)の"やまと⾔葉"、耕(たがへし)
この言葉を由来とする私たち『耕/たがへし』は、2024年に発足した「日本画」を出自とした作家グループです。
私たちは、自らが創作のために手にする素材づくりの現場へ赴き、その源流に触れることによって見えてくる人の暮らし、気候風土、営み、文化、信仰と向き合いながら藝術と表現について問うことを目的としています。この活動をとおして、より深く「藝」術を見つめていきます。
第1回となる本展では「大子那須楮から」と掲げ、本美濃紙(岐阜県)や越前生漉奉書(福井県)の原料になる大子那須楮(茨城県久慈郡大子町)の楮の芽掻きから始まった「絵画素材実習」の一端を紹介しつつ、「絵画素材実習」や勉強会で各々が得たことを踏まえた絵画制作を行い、展覧します。尚、絵画作品は、岐阜県の美濃竹紙工房さんより提供いただいた本美濃紙と、兵庫県の大﨑商店 大﨑哲生さんより提供いただいた膠を使用しています。